Japanese
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特集 脊椎外傷—早期の病態・診断・治療—(第7回脊椎外科研究会より)
胸腰椎移行部脊椎損傷に対する治療法の選択—観血的治療を中心に
Surgical treatment of fractures and fracture-dislocations of the thoracolumbar spine
藤村 祥一
1
,
里見 和彦
1
,
満足 駿一
1
,
柴崎 啓一
1
,
大谷 清
1
Yoshikazu FUJIMURA
1
1国立療養所村山病院整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, National Murayama Hospital
pp.367-376
発行日 1979年4月25日
Published Date 1979/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905890
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はじめに
損傷脊柱の治療目的は脊柱の構築学的,生理機能的復元にある.すなわち脊柱変形の矯正,脊柱支持性の再獲得,しかも無痛性であることになる.それによって脊髄麻痺例に対しては脊髄損傷の加重を防止し,早期より円滑なリハビリテーションの軌道にのせ,早期社会復帰を可能ならしめる.
胸腰椎移行部は脊椎外傷の面から,いくつかの特徴を備え,その好発部位であり,しかも脊髄損傷を合併することが多く,治療法の選択,特に観血的治療の適応に関しては論ずべき点も多い.
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