連載 単純X線写真 読影達人への第一歩・第12回【最終回】
脊椎圧迫骨折
古谷 英孝
1,2
Hidetaka FURUYA
1,2
1苑田第三病院リハビリテーション科
2苑田会東京脊椎脊髄病センターリハビリテーション科
pp.251-258
発行日 2024年3月15日
Published Date 2024/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551203368
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
症例情報
●基本情報:70歳台,女性.
●診断名:第12胸椎圧迫骨折.
●主訴:動くと痛い.
●現病歴:1週間前に自宅で転倒して受傷.転倒直後の腰背部の痛みは軽度であった.転倒5日後,痛みがだんだん強くなり,体動時に激痛があったため,整形外科を受診する.第12胸椎圧迫骨折の診断を受け,入院加療の運びとなる.
●理学療法評価:動作時腰痛Visual Analogue Scale(VAS)88mm,下肢の神経障害(−),第12胸椎の叩打痛(+),Young Adult Mean(YAM)67%註.
Copyright © 2024, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.