検査法
膝関節疾患における関節内圧の変動について
大井 淑雄
1
,
広瀬 和彦
1
,
西岡 久寿樹
1
,
御巫 清允
1
,
荻野 幹夫
2
Yoshio OOI
1
1自治医科大学整形外科学教室
2国立病院医療センター整形外科
pp.980-985
発行日 1977年10月25日
Published Date 1977/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905602
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要約
膝の三大疾患および正常人について150膝の膝関節内圧と筋力,筋活動電位などについて検討した.
1.変形性膝関節症の関節内圧曲線はいろいろで筋力のほかに関節液貯留などの因子にも修飾されている.
2.慢性関節リウマチにおいては関節液貯留の因子も考慮されるべきであろうが,とくに筋力が弱く関節内圧の変動隔も小さい.
3.膝半月損傷患者の多くのものは関節内圧,筋力,筋活動電位共に正常人の膝のそれらに類似している.
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