論述
血管柄付遊離骨移植術の骨腫瘍への応用
村瀬 雅之
1
,
安達 長夫
1
,
生田 義和
1
,
渡 捷一
1
,
渡 貞雄
1
,
久保 敬
1
Masayuki MURASE
1
1広島大学医学部整形外科学教室
pp.540-547
発行日 1977年6月25日
Published Date 1977/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905534
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はじめに
近年microsurgeryの進歩とともに,微小血管吻合術を利用して移植骨の栄養血管と移植床の血管を吻合し,移植骨の血行を保つたまま,骨移植を行うことが可能となつた.
そこでわれわれは昭和50年より51年にかけて,4例の骨腫瘍症例に対して,病巣剔除後の広範な骨欠損部に腓骨の血管柄付遊離骨移植を行い,ほぼ満足すべき成績を得たので,手術方法ならびに術後経過について報告する.
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