特集 胸椎部ミエロパチー
総括/脊椎症・椎間板ヘルニアの部
片岡 治
1
,
小野 啓郎
2
Osamu KATAOKA
1
,
Keiro ONO
2
1神戸大学医学部整形外科学教室
2大阪大学医学部整形外科学教室
pp.325-327
発行日 1977年4月25日
Published Date 1977/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905507
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胸椎部ミエロパチーの諸問題に関しては,第45回中部日本整形外科災害外科学会,および第5回脊椎外科研究会で,ともにそれぞれの会長であり,当番幹事である服部奨教授により主題に選ばれた.日常診療でそう多く遭遇する疾患ではないが,その診断や治療に難渋し,暗中模索の域を脱しえなかつた本症をとりあげられ,少いながら個々の症例をもちより,まとまつた討論の場を提供し,体系だつた方針を確立する指標を作る機会を与えられた服部教授の勝れた着眼にまず敬意を表したい.
担当した「脊椎症・椎間板ヘルニア」部門の発表の9題は別表のごとくで,これをめぐる討論がなされた,以下簡単に発表と詞論の要旨を総括し,その印象を述べたい.
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