臨床経験
慢性関節リウマチにみられた骨盤部疲労性骨折
森谷 光夫
1
,
岩田 久
1
,
河合 克弘
1
,
木野 義武
1
,
金子 正幸
1
,
杉浦 保夫
1
,
安原 徳政
2
Mitsuo MORITANI
1
1名古屋大学医学部整形外科学教室
2県西部浜松医療センター整形外科
pp.659-663
発行日 1976年7月25日
Published Date 1976/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905377
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はじめに
骨盤における疲労性骨折の頻度はMorrisら5)によれば,全体の疲労性骨折の約0.7%であり,比較的稀なものとされている.著者らは慢性関節リウマチ(RA)患者2症例の骨盤部(恥骨および坐骨)に疲労性骨折と思われる変化を経験したのでその臨床経過を報告するとともに発症機序につき考察する.
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