特集 疲労骨折の病態と治療
Ⅱ 各論
体幹部
骨盤部疲労骨折
仁賀 定雄
1
,
二瓶 伊浩
1
1JIN整形外科スポーツクリニック
キーワード:
恥骨下枝疲労骨折(stress fracture of the inferior pubic ramus)
,
恥骨上枝疲労骨折(stress fracture of the superior pubic ramus)
,
仙骨疲労骨折(stress fracture of the sacrum)
Keyword:
恥骨下枝疲労骨折(stress fracture of the inferior pubic ramus)
,
恥骨上枝疲労骨折(stress fracture of the superior pubic ramus)
,
仙骨疲労骨折(stress fracture of the sacrum)
pp.70-83
発行日 2022年10月1日
Published Date 2022/10/1
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001168
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・疲労骨折の早期発見にMRI脂肪抑制画像が有用である。
・恥骨下枝疲労骨折が治ったかどうかMRIでは骨癒合の判断を誤ることがあるので,CTで十分に骨癒合したか判断する必要がある。
・成長期仙骨疲労骨折は腰椎分離症と同様の自覚症状・他覚所見を呈するので,腰椎分離症を疑いMRI検査を行う際は腰椎だけでなく仙骨の冠状断脂肪抑制画像を撮像する。
・成長期疲労骨折は多部位に起きることが少なくないことを念頭において診察,検査する。
・疲労骨折が起きた原因を突きとめることが選手個人,チーム全体の予防につながるので,問診で発生原因を突きとめることが重要である。
・選手は疲労骨折しないように自分でトレーニング方法,負荷を考えて調整する必要がある。
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