論述
側彎症を中心としたselective spinal angiographyの意義
鈴木 弘
1
,
井上 駿一
1
,
高良 宏明
1
,
大木 勲
2
Hiroshi SUZUKI
1
1千葉大学医学部整形外科学教室
2自治医科大学整形外科学教室
pp.100-113
発行日 1976年2月25日
Published Date 1976/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905308
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はじめに
近年脊椎・脊髄外科の進歩にともない高度脊柱変形の外科的矯正法に画期的進歩が得られるにいたつたが,合併せる脊髄異常の術前診断あるいは術後合併症としての脊髄損傷の予防が大きな問題となつてきている.
1970年の米国におけるThe Scoliosis Reserch Socictyのannual meetingにおいて,過去2年間に1年以上継続したparaplegiaは10000手術例中77例と報告され,その対策についての検討が行われた1)28).
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