学会印象記
Congenital Hip Pathologyの国際シンポジウム
土屋 弘吉
1
Kokichi TSUCHIYA
1
1横浜市立大学医学部整形外科学教室
pp.246-250
発行日 1975年3月25日
Published Date 1975/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905152
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1974年9月4日から7日までの4日間,Detroit郊外のTroy Hilton Hotelにおいて,Royal Oak, MichiganのWilliam Bcaumont Hospital整形外科chiefであるStanko Stanisavljevicの主催により,先天股脱に関する国際シンポジウムが開かれた.シンポジウムの参加者ははじめは550名を見込んでいたが,実際には300名となり,その出身国は27ヵ国に及んだ.その中には講師陣(faculty members)40名が含まれている.講師には各国から知名の整形外科医が参加しており,その主な方々を挙げてみても,Howorth,Jean Judet,Mau,Mitchell,Monticelli,Ortolani,Pemberton,Ponseti,Salter,Smith,Somerville,Stanisavljevicなどがある,日本からは河邨文一郎教授が講師の一人として目覚ましい活躍をした.Chiariはプログラムに載つていたが病気のため出席できなかつた.
シンポジウムの運営はかなり特徴的なものであつた.Formal paperは1題30分で,4日間に45題.追加も質疑も討論も一切行われない.いわば講習会のようなものである.
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