臨床経験
当科における膝前十字靱帯の再建術—特にKenneth Jones法について
依田 有八郎
1
,
奥泉 雅弘
1
,
今井 純郎
1
,
村松 郁夫
1
,
小野沢 敏弘
1
Yuhachiro YODA
1
1釧路労災病院整形外科
pp.677-682
発行日 1974年8月25日
Published Date 1974/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905033
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膝関節は安定性を維持するために内部には半月板,側副靱帯および十字靱帯があり,外部には多くの筋群がとりまいている.
膝関節の内部構造の病変は一般に膝内障と呼ばれ,その膝内障のうちでも発生頻度の少ない前十字靱帯断裂に対して当科では昭和45年より昭和48年まで7例の再建術を行なつた,このうち4例に膝蓋靱帯の中央部1/3を利用するいわゆるKenneth Jones1,2)法を施行し,良好な成績をおさめたのでここに報告する.なお術直後の1例を加えるとJones法施行例は5例となるが今回の報告には含めてはいない.
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