臨床経験
悪性骨腫瘍を思わせた風棘(spina ventosa)の1症例について
村松 郁夫
1
,
小野沢 敏弘
1
,
依田 有八郎
1
,
今井 純郎
1
,
奥泉 雅弘
1
Ikuo MURAMATSU
1
1釧路労災病院整形外科
pp.281-284
発行日 1975年3月25日
Published Date 1975/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905158
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
風棘(dactylitis tuberculosaいわゆるspina ventosa)の臨床像は化膿性骨髄炎,梅毒および骨腫瘍と類似しており,なかんずく,年長児や成人の症例は,稀有でかつ成書にみられるような定型的所見に乏しいため,それらの鑑別診断が困難である,従つて試験切除による組織学的診断が必要である.
私共の風棘の一治験例について考察を加えて報告する.
Copyright © 1975, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.