臨床経験
Dupuytren拘縮について
久保 敬
1
,
津下 健哉
1
,
生田 義和
1
,
渡 捷一
1
Takashi KUBO
1
1広島大学医学部整形外科学教室
pp.519-523
発行日 1974年6月25日
Published Date 1974/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905010
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Dupuytren拘縮は,手掌腱膜の肥厚収縮による指の屈曲拘縮をきたす疾患であり,1832年,Dupuytrenによつて最初の報告がなされて以来欧米諸国,特に北欧においては数多くの報告がある.一方わが国ではきわめて少ないものであるとされていたが,従来考えられていた程少ないものではないことがわかつた.
今回,私達が昭和34年より昭和48年までの15年間に経験した30症例のDupuytren拘縮について検討を加えて報告する.
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