発行日 2005年12月1日
Published Date 2005/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2006091345
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Dupuytren拘縮に続発したばね指2例について検討した.症例1は61歳女性で,左環指弾発現象および疼痛を主訴とした.A1プーリーを縦切開し,A1プーリーより近位の肥厚した手掌腱膜を切除した.病理組織的所見より手掌線維腫症と診断した.症例2は62歳男性で,左手掌部腫瘤および左環指運動時痛を主訴とした.浅横中手靱帯より遠位から環指列の腱上索が肥厚しており,これと一塊となったA1プーリーを切除した.術後1年2ヵ月現在,2例とも手掌腱膜の肥厚,再発,疼痛,ROM制限は認めない
©Nankodo Co., Ltd., 2005