整形外科手術 名人のknow-how
Dupuytren拘縮に対するneedle fasciotomy
阿部 圭宏
1
Yoshihiro ABE
1
1千葉労災病院,整形外科
pp.380-385
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000001673
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近年,Dupuytren拘縮に対する治療は早期のADL改善や患者負担の軽減のため,従来のgold standardであった部分腱膜切除術(limited fasciectomy;LF)に代わり,最小侵襲手技による治療が主流となりつつある。主な最小侵襲手技として,経皮的腱膜切離術1)(percutaneus needle fasiotomy;PNF)や,コラゲナーゼ(クロストリジウムヒストリチクム)(XIAFLEX®)注射法2)3)(injectable collagenase Clostridium histolyticum;CCH)が欧米では広く行われるようになった。PNFは早い(手術時間,社会復帰),安い,安全という利点を有しており,本稿では,25ゲージ注射針によるPNFの手技を紹介する。
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