論述
減圧症と骨関節の変化—3.潜水士の骨壊死と潜水環境
川島 真人
1
,
鳥巣 岳彦
1
,
加茂 洋志
1
,
林 皓
2
Mahito KAWASHIMA
1
1九州労災病院整形外科
2九州労災病院高圧医療研究部
pp.212-222
発行日 1974年3月25日
Published Date 1974/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904965
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はじめに
前回は潜水病の総論的問題をとりあげたが,今回は潜水士の骨壊死と潜水環境および成因について述べようと思う.
圧縮された高圧空気の下で作業を行う潜函工にはじめて骨病変を見出したのはBornsteinとPlate(1911),およびこれと独立した報告者であるBassoe(1911)である.1939年Kahlstromは病理組織学的に潜函工の骨1病変を骨壊死として証明,その後欧米では,多数の潜函工の骨壊死の報告が続いている.
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