臨床経験
先天性尺骨欠損症について
宇沢 充圭
1
,
三笠 元彦
1
,
山屋 彰男
1
,
沖永 明
2
,
月村 泰治
3
Mitsuyoshi UZAWA
1
1慶応義塾大学医学部整形外科学教室
2清水市立病院整形外科
3浜松整肢療護園
pp.601-606
発行日 1973年7月25日
Published Date 1973/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904864
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先天性尺骨欠損症は長管骨の欠損の中でも上腕骨に次いで稀であり,1698年にGoellerが報告したのが最初と思われる.その後欧米では比較的多くの報告があり,1950年にLaunseckerは80例を集録している.しかしわが国では杉立の1例,牛込の2例,高宮の1例等を見るにすぎない.われわれは最近4例を経験したので報告する.
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