論述
大腿骨転子部内反骨切り術の工夫
西尾 篤人
1
,
杉岡 洋一
1
Atsuto NISHIO
1
1九州大学医学部整形外科学教室
pp.21-29
発行日 1973年1月25日
Published Date 1973/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904788
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
股関節が何らかの原因で亜脱臼を生じた場合,骨頭の変形により関節面の不適合を生じた場合,病巣の位置関係から荷重面の変更が必要な場合などに転子部の骨切り術を行なつて関節面の整合をはかり荷重面や荷重方向を変更することは有効な治療手段として愛用されている.
特に日常頻繁に遭遇する先天性股関節亜脱臼に対して荷重面積の増加と関節面適合の改善が得られるため,転子部内反骨切り術は好んで用いられる方法である.
Copyright © 1973, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.