臨床経験
骨関節結核として誤診療されていた先天性皮膚瘻の2例
末沢 慶紀
1
,
梅沢 文彦
2
Yoshinori SUEZAWA
1
,
Fumihiko UMEZAWA
2
1国立村山療養所整形外科
2東京電力病院整形外科
pp.439-444
発行日 1971年5月25日
Published Date 1971/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904548
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はじめに
ここ20数年間の抗結核剤の発達普及とともに骨関節結核は激減しすでに姿を消しつつある疾患となつた.しかるに数こそ少ないが,依然骨関節結核は厳然として存在し,結核治療の発展がわざわいしてか,その病態がかえつて把握しにくいものとなつた面がある.
脊椎カリエスとして長期間誤診療されていた先天性皮膚瘻の2例を得たので反省例として報告する.
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