臨床経験
観血的整復を要した示指PIP関節掌側脱臼の1症例
福沢 玄英
1
,
黒川 一
1
Gen-e FUKUZAWA
1
,
Hajime KUROKAWA
1
1大口病院整形外科
pp.445-448
発行日 1971年5月25日
Published Date 1971/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904549
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日常の診療において,手指関節の外傷性脱臼にはしばしば遭遇する.その多くは徒手整復が可能であるが,中には徒手整復不能で,観血的整復を必要とするものがある.
観血的整復を要する手指MP関節背側脱臼については,Kaplanの報告以来注目され,その報告は時々散見されるようになり,われわれも数症例を経験しているが.最近徒手整復不能で,観血的整復を要した示指PIP関節掌側脱臼の1症例を経験したので追加報告し,併せて若干の文献的考察を加えたい.
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