臨床経験
骨変化を初発症状とした白血病の1例
川上 和夫
1
,
福井 英民
1
Kazuo KAWAKAMI
1
1順天堂大学医学部整形外科学教室
pp.476-479
発行日 1969年6月25日
Published Date 1969/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904091
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白血病における骨変化についての発表が最近の整形外科領域においてもしばしばみられるようになつたが,本症の病変の特殊性から,内科医により観察される機会が多い.しかし初発症状として骨変化を認め,次いで定型的な白血病の臨床所見を現わしてくることも稀ではない.われわれは,初発症状とともに骨変化を認めていたが,約2年間の経過観察の結果,臨床的に白血病と診断された症例を経験したので,ここに報告する.
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