発行日 2001年7月1日
Published Date 2001/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2001254927
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急性白血病の主症状は発熱,貧血,出血傾向が知られているが,骨関節症状を伴うこともあり,時にこれらが初発症状となることもある.今回,骨関節症状を初発症状とした急性白血病を3例経験した.症例は1は3歳男児.右肘関節症を初発症状とし,骨髄検査により急性白血病と診断した.症例2は10歳女児.両下肢痛を初発症状とし,骨髄検査により急性白血病と確定診断した.症例3は70歳男.痛風の加療を受けていた.両足関節痛が出現し,コルヒチンの経口投与を行ったが改善しないため受診した.コルヒチンを中止しても幼若細胞が増加し,白血球分画で骨髄芽球が出現した為,白血病を強く疑った
©Nankodo Co., Ltd., 2001