検査法
腰部硬膜内内視鏡について(第1報)
大井 淑雄
1
,
渡辺 通泰
2
,
森崎 直木
3
1東京大学医学部整形外科学教室
2都立豊島病院整形外科
3東京女子医科大学整形外科学教室
pp.295-297
発行日 1969年4月25日
Published Date 1969/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904063
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
緒論
脊椎,脊髄の疾患の診断には数多くの補助診断がが用いられている.X線単純撮影をはじめとしてMyelography,Discography,Angiography,CineradiographyなどのX線を利用するものから髄液検査,筋電図などに至るまで多くを数えることができる.腰部疾患の補助診断法として硬膜内腰部内視鏡(Intrathecal lumbar endoscope)も可能性がある.われわれは若干の症例を経験したのでその方法,技術的問題,歴史的考察などを行なつてみた.一方,本法により直視下に硬膜外腔,蜘網膜下腔を観察し,写真の撮影に成功したので報告する.将来,器械の技術的改良により,より容易に行なうことができるものと思う.
Copyright © 1969, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.