Japanese
English
調査報告
同一個体における腰椎前弯の10年間の経時的変化
Changes of the Lumbar Alignment in the Same Persons Over a Period of Ten Years
村田 泰章
1
,
内海 武彦
2
,
花岡 英二
1
,
高橋 和久
1
,
山縣 正庸
1
,
守屋 秀繁
1
Yasuaki Murata
1
1千葉大学医学部整形外科
2ウツミ整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, School of Medicine Chiba University
キーワード:
lumbar lordosis
,
腰椎前弯
,
sacral inclination
,
仙骨角度
,
X ray measurement
,
X線画像計測
Keyword:
lumbar lordosis
,
腰椎前弯
,
sacral inclination
,
仙骨角度
,
X ray measurement
,
X線画像計測
pp.1419-1422
発行日 2002年12月25日
Published Date 2002/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903695
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
抄録:腰椎前弯について同一個体の過去と現在を比較した報告は少ない.146人の腰痛患者に対し立位X線検査を少なくとも10年の間隔をあけて2回行い,lumbar lordosis,sacral inclination,各椎間の角度について比較検討した.年代ごとの10年間でのlumbar lordosisとsacral inclinationの平均角度は,ともに50代で有意に減少していた.またL5/S椎間角度において,第2回目は第1回目よりも有意に減少していた.すなわち,腰痛患者の場合には腰仙椎の配列の退行性変化は50代からの10年間に現れる傾向にあった.
Copyright © 2002, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.