Japanese
English
論述
腰部交感神経節,交通枝および脊髄神経に関する肉眼解剖学的検討
An Anatomical Study ofthe Sympathetic Chain
村田 泰章
1
,
高橋 和久
1
,
山縣 正庸
1
,
高橋 弦
1
,
嶋田 裕
2
,
守屋 秀繁
1
Yasuaki Murata
1
1千葉大学医学部整形外科
2千葉大学医学部第1解剖
1Department of Orthopaedic Surgery, Chiba University School of Medicine
キーワード:
ramus communicans
,
交通枝
,
sympathetic ganglion
,
交感神経節
,
macroanatomy
,
肉眼解剖学
Keyword:
ramus communicans
,
交通枝
,
sympathetic ganglion
,
交感神経節
,
macroanatomy
,
肉眼解剖学
pp.601-605
発行日 2000年5月25日
Published Date 2000/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902986
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抄録:腰椎部交感神経節の位置,そして交感神経節と脊髄神経の交通枝によるつながりを肉眼解剖学的に調べた.30体の固定遺体標本を用いて133個の交感神経節と421本の交通枝の位置を記録した.1つの交感神経節からの交通枝は1カ所ないし2カ所の脊髄神経に交通すると記載されていることが多いが,今回の調査では3カ所の脊髄神経に交通する交感神経節が多数存在した.また,L1脊髄神経に連絡する交通枝は他のレベルの腰部脊髄神経に連絡する交通枝より有意に長く,L5脊髄神経に連絡する交通枝は他のレベルの腰部脊髄神経に連絡する交通枝より有意に短かった.
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