Japanese
English
症例報告
窒息性胸郭異形成症(Jeune症候群)の1例
A Case of Asphyxiating Thoracic Dysplasia
友田 良太
1,2
,
西山 正紀
1
,
須藤 啓広
5
,
山崎 征治
3
,
平山 雅浩
4
,
二井 英二
1
Ryota Tomoda
1,2
1三重県立草の実リハビリテーションセンター整形外科
2現:三重大学医学部整形外科
3上野総合市民病院整形外科
4三重大学医学部小児科
5三重大学医学部整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Mie Prefectural Kusanomi Rehabilitation Center
キーワード:
thoracic dysplasia
,
胸郭狭小
,
trident pelvis
,
三尖骨盤
,
cone-shaped epiphysis
,
円錐状骨端
Keyword:
thoracic dysplasia
,
胸郭狭小
,
trident pelvis
,
三尖骨盤
,
cone-shaped epiphysis
,
円錐状骨端
pp.309-312
発行日 2002年3月25日
Published Date 2002/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903504
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抄録:7歳まで経過した窒息性胸郭異形性症の1例を経験した.胸郭の狭小と四肢の短縮を主徴とし,その特徴的な胸郭,骨盤,手の単純X線所見を示した.生下時より頻回の呼吸障害により長期臥床を余儀なくされ,5歳時では筋緊張低下を伴い独歩不可であった.成長とともに単純X線所見は正常に近づき,また,呼吸障害が改善し,活動性が増すにつれ,筋緊張は正常化し独歩可能となった.骨格の奇形や活動性の低下が,運動発達の遅延の一因であると考えられた.
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