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特集 脊椎外科最近の進歩―主題とパネル演題を中心に(第29回日本脊椎外科学会より)
接触型拡大視内視鏡(Contact endoscope)の腰部脊柱管狭窄症への応用
An Application of Contact Endoscope in Lumbar Spinal Canal Stenosis
出沢 明
1
,
草野 信一
1
,
三木 浩
1
Akira Dezawa
1
1帝京大学溝口病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Mizonokuchi Hospital, Teikyo University
キーワード:
microcirculation
,
微少循環
,
contact endoscope
,
接触型拡大視内視鏡
,
intermittent claudication
,
間欠性跛行
Keyword:
microcirculation
,
微少循環
,
contact endoscope
,
接触型拡大視内視鏡
,
intermittent claudication
,
間欠性跛行
pp.515-520
発行日 2001年4月25日
Published Date 2001/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903265
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抄録:微少循環の研究は生体のホメオスターシスの維持,薬剤の作用機序,生体の非器質的障害の解明に重要である.これまで,微小循環の血流速度流量の測定の多くは顕微鏡レベルであるために様々な物理的な制約が多かった.微小血管の局所的な変化と時間的な変化を同時に計測することは循環調節の詳細な解析に有用と思われる.手技は接触型内視鏡を用いて,解析はビデオフレームメモリとIP Labo社のmicrocomputerを用いて,血球を自動的に認識して流速と血管径を自動的に測定するシステムを開発した.そのために,生体の人間で数カ所を経時的に血流測定することが可能となった.方法は,撮影した画面をビデオフレームメモリで512×512〈256階調〉の画素にデジタル化してビデオレコーダーに記録し,テレビ画面上で血球を1つクリックすることにより,その流速が測定できる装置である.血管内径が50~100μmの細動静脈を中心に複数の場所と時間的経過で多元的解析を行った.接触型拡大視内視鏡(contact endoscope)は神経根上の血行動態を容易かつ生理的に測定可能で,神経性間欠性跛行の詳細な病態観察に有用な手技になりうると考える.
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