Japanese
English
論述
慢性関節リウマチに対するハイブリッド人工股関節置換術の中期成績
Mid-term Results of Hybrid Total Hip Arthroplasty in the Patients with Rheumatoid Arthritis
長谷川 正裕
1
,
大橋 俊郎
1
,
谷 知久
1
,
大友 克之
1
Masahiro Hasegawa
1
1朝日大学村上記念病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Murakami Memorial Hospital, Asahi University
キーワード:
rheumatoid arthritis
,
慢性関節リウマチ
,
total hip arthroplasty
,
人工股関節置換術
,
cementless cup
,
セメントレスカップ
Keyword:
rheumatoid arthritis
,
慢性関節リウマチ
,
total hip arthroplasty
,
人工股関節置換術
,
cementless cup
,
セメントレスカップ
pp.1087-1092
発行日 2000年9月25日
Published Date 2000/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903081
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抄録:慢性関節リウマチに対する人工股関節置換術において,臼蓋側はセメントレスでチップ状骨移植の併用,大腿側は骨セメント使用のハイブリッド方式を採用しているのでその成績を検討した.対象は術後5年以上終過観察を行った30例41関節で手術時平均年齢は59歳,平均観察期間は6.7年であった.日整会変股症判定基準は術前平均39.7点が最終調査時平均79.5点と有意に改善し,各項目とも改善した.Steinbrockerの機能分類では改善したものは35関節で,悪化したものはなかった.セメントレスカップのゆるみはなかったが,骨セメント使用のステムは7%にゆるみがみられた.しかし,進行性のゆるみはみられず,再置換に至った例はない.ハイブリッド方式の人工股関節置換術は慢性関節リウマチに対しても有用な術式であった.
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