Japanese
English
論述
膝後十字靱帯再建術後の𦙾骨骨孔変化
Radiological Changes of Bone Tunnel after Arthroscopic PCL Reconstruction
山崎 哲也
1
,
高澤 晴夫
2
Tetsuya Yamazaki
1
1横浜市立港湾病院整形外科
2横浜市スポーツ医科学センター
1Department of Orthopaedic Surgery, Yokohama City Kowan Hospital
キーワード:
PCL reconstruction
,
後十字靱帯再建術
,
arthroscopic surgery
,
鏡視下手術
,
bone tunnel enlargement
,
骨孔拡大
Keyword:
PCL reconstruction
,
後十字靱帯再建術
,
arthroscopic surgery
,
鏡視下手術
,
bone tunnel enlargement
,
骨孔拡大
pp.1081-1085
発行日 2000年9月25日
Published Date 2000/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903080
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抄録:𦙾骨骨孔を前方アプローチにて作製する鏡視下膝後十字靱帯(PCL)再建術後の𦙾骨骨孔変化を調査した.対象は術後1年以上経過観察し得た男性25例25膝で,術直後と最終経過観察時の単純X線側面像にて𦙾骨骨孔の近位開口部および遠位開口部の幅を測定した.骨孔の位置,走行角度および再建材料の違いによる骨孔変化と臨床成績との関連性を検討した.3mm以上を有意な変化とすると,近位開口部の骨孔拡大を13例(52.0%)に認め,方向は全例前方に拡大していた.骨孔の位置および走行角度と骨孔拡大との間には関連性を認めなかったが,再建材料として二重折りの半腱様筋腱,薄筋腱(WSTG)よりWSTGに腸胚靱帯を加えたもの(WSTG+ITB)に骨孔拡大の頻度が増加する傾向が見られた.骨孔拡大と臨床成績との間に有意な関連性は認めなかった.
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