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特集 脊椎外科最近の進歩―長期予後からみた問題点を中心として―(第28回日本脊椎外科学会より)
腰椎椎間板ヘルニアにおける多数回手術例の検討
Multiply Operated Back after Lumbar Disc Surgery
米倉 徹
1
,
高橋 寛
1
,
新井 克佳
1
,
岡島 行一
1
Toru Yonekura
1
1東邦大学医学部整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, School of Medicine, Toho University
キーワード:
lumbar spine
,
腰椎
,
disc herniation
,
椎間板ヘルニア
,
multiply operated back
,
腰椎多数回手術例
Keyword:
lumbar spine
,
腰椎
,
disc herniation
,
椎間板ヘルニア
,
multiply operated back
,
腰椎多数回手術例
pp.461-469
発行日 2000年4月25日
Published Date 2000/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902968
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抄録:腰椎椎間板ヘルニアの多数回手術例の頻度と要因を知る目的で追跡調査を行った.1979年以降の手術例で術後10年以上経過し直接検診し得た92例(調査率71.9%)のうち,多数回手術例は12例13%で,初回手術は全例後方法であった.再手術の主因と頻度は再発8例8.7%,新生2例2.2%,その他2例2.2%などであった.性別は全例男性で,初回手術高位はL4/5:8例,L5/S1:4例であった.再手術法は再発例では主に固定術を,新生例では当該椎間に対していわゆるLove法を施行した.調査時におけるJOA scoreの改善率は再発70.5%,新生76.6%などであった.初回手術での椎間板摘出量と再発とは無関係であったが,タイプ別にはsubligamentous extrusion typeが多かった.X線学的不安定性と再発や新生ヘルニアとの間に相関はなかった.直接検診し得ず電話アンケートで確認した他医での再手術例2例を含めると,再手術率は12.3%と高頻度であった.
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