座談会
産業医に求められる整形外科医の役割
小川 厚
1
,
中村 利孝
2
,
西川 英樹
3
,
大井 利夫
4
1本田技研工業(株)熊本製作所健康管理センター
2産業医科大学整形外科
3西川整形外科
4上都賀総合病院
pp.1259-1270
発行日 1999年10月25日
Published Date 1999/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902829
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大井(司会) 今日の座談会は「産業医に求められる整形外科医の役割」というテーマで,具体的には産業医の役割と現状,産業医としての整形外科医,産業医の資格取得の問題,産業医の将来像などについて話し合っていただきたいと考えています.
産業医については,日本整形外科学会も1987(昭和62)年から「産業医委員会」を設置して積極的に取り組んできていますが,残念ながら多くの会員の皆さんに未だ十分にご理解いただいていないのではないかと思われます.産業医委員会が1995(平成7)年の10月に行ったアンケート調査でも,回答率は日整会会員の8.7%にすぎませんでした.産業医に従事している人は回答者の31%,将来産業医に従事したいという希望者も48%と半数に達していません.
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