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肺結核外科の最近の進歩
鹽澤 正俊
1
1結核予防會結核研究所
pp.16-17
発行日 1952年8月15日
Published Date 1952/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401201082
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肺結核症の外科療法とは:
肺結核症は非常に癒り易い反面,非常に癒りにくい疾患である。云いかえると,病巣が洞化の運命をとると,自然治癒の傾向が非常に少なくなるのである。慢性肺結核症が空洞の疾患であると云われるゆえんはこゝにある。こうした慢性肺結核症に對する積極的療法が外科療法である。
外科療法は周知の通り,2群に大別される。その1つは胸成術や人工氣胸術等で代表される虚脱療法であり,他は肺(葉)切除術や空洞切開術のような直達的療法である。
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