Japanese
English
臨床経験
バイポーラー型人工骨頭置換術後にbearing insertとstem headの間で脱臼を生じた1例
A Case of Dislocation of the Stem Head and Bearing Insert after Biplolar Hemiarthroplasty
長野 真久
1
,
山本 潔
1
Masahisa Nagano
1
1寿尚会洛陽病院整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, Rakuyou Hospital
キーワード:
dislocation
,
脱臼
,
bipolar hemiarthroplasty
,
バイポーラー型人工骨頭置換術
,
impingement
,
インピンジメント
Keyword:
dislocation
,
脱臼
,
bipolar hemiarthroplasty
,
バイポーラー型人工骨頭置換術
,
impingement
,
インピンジメント
pp.201-203
発行日 1997年2月25日
Published Date 1997/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902109
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抄録:40歳男性のアルコール性大腿骨頭壊死に対してバイポーラー型人工骨頭置換術を施行した.術後10カ月目に飲酒をして転倒し,bearing insertとステムヘッドの間で脱臼を生じた.観血的にアウターヘッドとbearing insert,およびステムヘッドを交換したが,stopper ringの緩みや脱落,およびbearing insertの破損は認めなかった.転倒時に大腿骨が強制内転され,stemの頚部がbearing insertにインピンジし,テコの力によりステムヘッドが脱臼したと考えられた.術後に無防備な状態で転倒したり不良肢位をとる可能性がある症例では,脱臼の整復が容易なAustin-Mooreなどの一体型の人工骨頭の使用が勧められる.
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