Japanese
English
論述
頚椎椎間関節造影と後枝内側枝の電気刺激による放散痛の検討
Referred Pain Patterns of the Cervical Zygapophyseal Joints and the Dorsal Ramus
福井 晴偉
4
,
大瀬戸 清茂
1
,
塩谷 正弘
1
,
長沼 芳和
1
,
唐澤 秀武
1
,
大野 健次
2
,
湯田 康正
3
Sei Fukui
4
1関東逓信病院ペインクリニック科
2高松赤十字病院麻酔科
3東京慈恵医科大学麻酔科
4阪南中央病院麻酔科
4Department of Anesthesiology, Hannan Central Hospital
キーワード:
cervical zygapophyseal joint
,
頚椎椎間関節
,
zygapophyseal joint pain
,
椎間関節性疼痛
,
cervical dorsal rami
,
後枝内側枝
Keyword:
cervical zygapophyseal joint
,
頚椎椎間関節
,
zygapophyseal joint pain
,
椎間関節性疼痛
,
cervical dorsal rami
,
後枝内側枝
pp.811-817
発行日 1996年7月25日
Published Date 1996/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408901944
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抄録:各々の頚椎椎間関節が頚肩背部のどのような部位の痛みの原因として関与しているか多数の患者において調査を行った.対象は頚椎椎間関節由来の疼痛が疑われた患者で,椎間関節ブロックを施行した患者のうち造影剤注入時に本来の痛みの部位に疼痛の再現性が得られ局麻剤注入後に疼痛の消失が得られた患者50人,154関節,また椎間関節ブロックの長期的効果が認められずfacet rhizotomyを施行した患者のうち,後枝内側枝の電気刺激時に本来の痛みの部位に疼痛の再現性が得られ,facet rhizotomyにより疼痛が消失した患者33人,60部位とした.それぞれの放散痛の部位を10カ所にわけて記載し,C2/3からC6/7までの椎間関節,C3からC7までの後枝内側枝の放散痛の部位チャートを作った.
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