基礎知識/知ってるつもり
アパタイト
請川 洋
1
1浴風会病院・整形外科
pp.1248
発行日 1994年11月25日
Published Date 1994/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408901497
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【用語・呼称】
apatiteとはギリシャ語で「欺く」を意味するapatoを語源とし,M10(ZO4)6X2の組成を有する鉱物の総称である.なかでも,生命と最も関係が深いのはCa10(PO4)6(OH)2で表されるhydroxyapatiteである.
本邦ではハイドロキシアパタイト,ヒドロキシアパタイト,水酸アパタイト,水酸化アパタイトなど,さまざまな呼称が用いられているが,最近ではハイドロキシアパタイトが一般的となってきた略称もHA,HAP,HAp,Ap等まちまちで,いまだ用語の統一はなされていない.また,整形外科領域では,単にアパタイトと言えばハイドロキシアパタイトのことを指す.
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