Japanese
English
シンポジウム 膝関節のUnicompartmental Arthroplasty
片側人工膝関節置換術―治療成績からみた適応
Operative Indication of Unicompartmental Knee Arthroplasty based on Postoperative Result
王 享弘
1
,
小林 晶
1
,
徳永 純一
1
,
吉本 隆昌
1
,
案浦 聖凡
1
Toshihiro Oh
1
1福岡整形外科病院
1Fukuoka Orthopaedic Surgery Hospital
キーワード:
片側人工膝関節置換術
,
unicompartmental knee arthroplasty
,
手術適応
,
operative indication
,
術後成績
,
postoperative result
Keyword:
片側人工膝関節置換術
,
unicompartmental knee arthroplasty
,
手術適応
,
operative indication
,
術後成績
,
postoperative result
pp.261-269
発行日 1995年3月25日
Published Date 1995/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408901580
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抄録:片側人工膝関節置換術(UKA)はわが国ではまだあまり一般的には行われていない.UKAの手術を成功させるためには,正しい手術適応,耐用性のある機種および正確な手術手技が必要である.本論文では当院で行われた症例の術後成績を検討し,UKAの手術適応が3つに分けられることを報告した.すなわち 1)理想的適応 脛骨切り(HTO)でも十分行えるが,年齢(70歳以上)や活動性からUKAを行う.術後成績は良好である.2)相対的適応 HTOの適応の限界例であり,かつ他のcompartmentが温存されており,人工膝関節置換術(TKA)を行うほどではない例.3)外側型膝関節症 外側型に対するUKAの成績は特に優れており,X線上でも緩みを全く生じない.
またUKAをHTOおよびTKAと比較検討し,UKAの持つ長所と短所につき述べ,変形性膝関節症の手術的治療におけるUKAの位置付けを行った.
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