Japanese
English
臨床経験
人工靱帯を用いて補強した足関節外側側副靱帯新鮮損傷の治療例
The Treatment for Fresh Injuries of the Lateral Collateral Ligaments of the Ankle Using Artificial Ligament as an Augumentation
臼田 修二
1
,
加藤 哲也
1
,
細川 昌俊
1
,
横井 秋夫
1
,
高橋 正明
1
Shuji Usuda
1
1国立東京第二病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, The Second Tokyo National Hospital
キーワード:
足関節外側側副靱帯
,
lateral collateral ligaments of the ankle
,
新鮮損傷
,
fresh injuries
,
人工靱帯
,
artificial ligament
Keyword:
足関節外側側副靱帯
,
lateral collateral ligaments of the ankle
,
新鮮損傷
,
fresh injuries
,
人工靱帯
,
artificial ligament
pp.1145-1150
発行日 1992年10月25日
Published Date 1992/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408900958
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抄録:足関節外側側副靱帯新鮮損傷の症例のうち,一次縫合では強度が不十分と判断される場合,また早期復帰を希望するスポーツ選手に対して,Leeds-Keio人工靱帯を用いて補強を行った.症例はスポーツ選手5例,5関節である.手術はElmslie法に準じて,前距腓靱帯,踵腓靱帯を人工靱帯で補強する方法である.後療法は,術後4,5日でギプスシーネを除去し,2週後より部分荷重を開始する.4週後より軽いランニングを許可し,6週以後,全力疾走が可能になったらスポーツに復帰させている.
結果は,平均で術前の前方引き出し11mm,距骨傾斜骨7°が,術後それぞれ4mm,3°に改善した.日常生活への復帰は6週,スポーツへの復帰は8週で可能であった.日整会成績判定基準によれば術前56点が95点となった.
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