二次骨折予防のための薬物療法

Medical Treatment for Secondary Fracture Prevention

既存骨折は低骨密度や年齢とともに重要な骨折リスクである．二次骨折の大部分が初回骨折後の早期に生じることから，その予防のためには骨折後早期の骨折の危険性が非常に高まった状態において適切な治療薬を選択し，その後も半永続的に継続することが求められる．骨折リスクの非常に高い状態では骨形成促進薬の積極的な使用により骨密度を速やかに回復させ，直近の骨折リスクを早急に低下させることが優先される．また，骨吸収抑制薬による治療継続と骨折リスクの再評価も重要である．