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特集 診断・治療に難渋したPeriprosthetic Joint Infectionへの対応
治療編
PJI治療におけるヨード担持チタン製インプラントの可能性
The Feasibility of Iodine Supported Titanium Implant for Periprosthetic Joint Infection
井上 大輔
1
,
加畑 多文
1
,
楫野 良知
1
,
土屋 弘行
1
Daisuke INOUE
1
,
Tamon KABATA
1
,
Yoshitomo KAJINO
1
,
Hiroyuki TSUCHIYA
1
1金沢大学整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Kanazawa University
キーワード:
人工関節周囲感染
,
periprosthetic joint infection
,
PJI
,
ヨード担持チタン製インプラント
,
iodine supported titanium implant
Keyword:
人工関節周囲感染
,
periprosthetic joint infection
,
PJI
,
ヨード担持チタン製インプラント
,
iodine supported titanium implant
pp.289-293
発行日 2022年3月25日
Published Date 2022/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408202282
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人工関節周囲感染(PJI)の治療における難しさは,感染の鎮静化と再燃のリスクである.これを解決するための1つが抗菌インプラントの使用である.ヨード担持チタン製インプラントは,当科での過去の基礎研究と探索的臨床研究の結果から,PJIの鎮静化と再燃に対して有用な治療ツールであることがわかっている.今後の展望は,早期の市販化,それに伴う臨床成績の集積により,再置換術後の感染再燃率の低減と一期的再置換術の適応拡大などが挙げられる.
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