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特集 頚椎を含めたグローバルアライメント
頚椎と胸腰椎骨盤アライメントの相互作用
Reciprocal Changes between Cervical and Other Spino-Pelvic Alignment
海渡 貴司
1
Takashi KAITO
1
1大阪大学大学院医学系研究科器官制御外科学講座整形外科学
1Department of Orthopaedic Surgery, Osaka University Graduate School of Medicine
キーワード:
全脊柱矢状面アライメント
,
global sagittal alignment
,
相互作用
,
reciprocal change
,
代償
,
compensation
Keyword:
全脊柱矢状面アライメント
,
global sagittal alignment
,
相互作用
,
reciprocal change
,
代償
,
compensation
pp.227-233
発行日 2020年3月25日
Published Date 2020/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201611
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立位・二足歩行や水平視は,頭蓋から下肢に至る脊柱・下肢関節が特に矢状面において相互作用し静的な脊柱配列(アライメント)や動的なバランスを維持・調整することにより可能となる.脊柱の矢状面配列異常に伴う立位・歩行障害の病態認識および治療は,胸腰椎骨盤で広まり,近年は頚椎の矢状面配列異常の評価・治療にも関心が高まっている.胸椎の上に坐する頚椎は胸椎以下の配列の影響を強く受けるため,たとえ頚部の障害が愁訴の患者においても他高位の脊椎や下肢の配列の影響を受けている可能性を常に念頭に置き評価を行う必要がある.
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