Japanese
English
特集 頚椎を含めたグローバルアライメント
頚椎・胸腰椎両方に変形を持つ脊椎病変に対する治療方針
Treatment Strategy for Combined Lesion of Cervical and Thoracolumbar Deformity
吉田 剛
1
,
長谷川 智彦
1
,
大和 雄
1
,
安田 達也
1
,
坂野 友啓
1
,
有馬 秀幸
1
,
大江 慎
1
,
松山 幸弘
1
Go YOSHIDA
1
,
Tomohiko HASEGAWA
1
,
Yu YAMATO
1
,
Tatsuya YASUDA
1
,
Tomohiro BANNO
1
,
Hideyuki ARIMA
1
,
Shin OE
1
,
Yukihiro MATSUYAMA
1
1浜松医科大学整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, Hamamatsu University School of Medicine
キーワード:
成人脊柱変形+頚椎アライメント異常併存例
,
combined lesion
,
成人脊柱変形
,
adult spinal deformity
,
頚椎変形
,
cervical deformity
,
グローバルアライメント
,
global alignment
Keyword:
成人脊柱変形+頚椎アライメント異常併存例
,
combined lesion
,
成人脊柱変形
,
adult spinal deformity
,
頚椎変形
,
cervical deformity
,
グローバルアライメント
,
global alignment
pp.235-240
発行日 2020年3月25日
Published Date 2020/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201612
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胸腰椎の変形を主とする成人脊柱変形は,近年,その分類や手術適応が広く認識されている.一方で,頚椎アライメント異常の概念も報告され,頚椎,胸腰椎両者の変形がある場合は,いずれの治療を優先すべきか,脊椎外科専門医でも判断に苦慮する場合がある.当教室で手術を行った成人脊柱変形患者の29.6%に画像上の頚椎変形を認め,それぞれ頚椎,胸腰椎を先行させた手術を行った.本検討から治療方針の決定には全脊椎のflexibilityを考慮し,非構築性病変の保存療法が可能であるか判断すること,構築性病変の矯正には全脊椎アライメント(global alignment)を考慮し,より土台に近い胸腰椎から矯正を考慮することが望ましいと考えた.
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