Japanese
English
特集 整形外科の職業被曝
整形外科外傷治療における被曝リスクと対策
Exposure risk and countermeasure in orthopedic trauma treatment
森 圭介
1
,
宮本 俊之
1
,
田口 憲士
1
,
土居 満
1
,
西野 雄一朗
1
,
尾﨑 誠
2
Keisuke MORI
1
,
Toshiyuki MIYAMOTO
1
,
Kenji TAGUCHI
1
,
Mitsuru DOI
1
,
Nishino YUICHIRO
1
,
Makoto OSAKI
2
1長崎大学病院外傷センター
2長崎大学整形外科
1Trauma Center of Nagasaki University Hospital, Japan
2Department of Orthopaedic Surgery, Nagasaki University, Japan
キーワード:
放射線被曝防護
,
radiation exposure protection
,
X線撮影装置
,
fluoroscopy
,
整形外傷手術
,
orthopedic trauma surgery
Keyword:
放射線被曝防護
,
radiation exposure protection
,
X線撮影装置
,
fluoroscopy
,
整形外傷手術
,
orthopedic trauma surgery
pp.127-132
発行日 2020年2月25日
Published Date 2020/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201588
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整形外傷手術において,最小侵襲手術の普及や髄内釘の適応の拡大により,骨折部の整復位の確認など術中に透視を使用する頻度が増えている.整形外傷医は,手術件数の多さなどから他分野の整形外科医より被曝量が多いとされている.そのため術中被曝量を極力軽減する努力をしないといけない.われわれの施設は,整形外傷手術において透視の利用法をルール化して,他職種も含めた外傷チーム内で共通認識することで,透視の使用頻度を減らすことができた.われわれの手術中の透視利用法について具体例を挙げながら述べることとする.
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