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誌上シンポジウム がん診療×整形外科「がんロコモ」
がん患者のADL—整形外科医の介入でこれだけ変わる
Activities of Daily Living(ADL):The ADL of Cancer Patient Changes by the Intervention of Orthopedists
岩瀬 哲
1
Satoru IWASE
1
1埼玉医科大学病院救急科・緩和医療科
1Department of Emergency & Palliative Medicine, Faculty of Medicine, Saitama Medical University Hospital
キーワード:
日常生活動作
,
activities of daily living
,
ADL
,
ロコモ
,
locomotive syndrome
Keyword:
日常生活動作
,
activities of daily living
,
ADL
,
ロコモ
,
locomotive syndrome
pp.1007-1009
発行日 2019年10月25日
Published Date 2019/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201485
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緩和ケアの最終目標は,症状コントロールのみではなく,症状をコントロールして最期まで本人らしく「動けること」を支援することにある.疼痛がコントロールされても,患者が「がんロコモ」に陥っていれば,患者は本人らしい生活ができない.がん患者のADLを評価し,その改善と維持を考えることがいま,求められている.しかしながら,がん医療の現場では運動器の専門家が患者に十分に介入しているとはいえない.本章では整形外科医の介入で患者のADLが著しく変わる病態を紹介する.
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