Japanese
English
誌上シンポジウム 脊椎腫瘍 最近の話題
脊椎腫瘍の薬物治療
Pharmacotherapy for Spinal Tumor
高橋 満
1
Mitsuru TAKAHASHI
1
1静岡がんセンター整形外科
1Divison of Orthopaedic Oncology, Shizuoka Cancer Center Hospital
キーワード:
脊椎転移
,
spinal metastasis
,
日常生活動作
,
activities of daily living
,
ADL
,
骨修飾薬
,
bone-modifying agents
,
BMA
Keyword:
脊椎転移
,
spinal metastasis
,
日常生活動作
,
activities of daily living
,
ADL
,
骨修飾薬
,
bone-modifying agents
,
BMA
pp.627-634
発行日 2016年7月25日
Published Date 2016/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408200576
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骨転移は同時・異時的に多発病変が進行する.治療効果を判定するには,在宅療養可能なレベルの日常生活自立度の維持に,どの程度それが貢献できたかを評価する必要がある.骨修飾薬であるゾレドロン酸と抗RANKL抗体は,大規模試験により,骨関連事象(SRE)の発生時期を遅らせ重篤な合併症の頻度を減少させることが明らかになった.本稿では,脊椎転移患者に対して骨修飾薬と放射線治療の併用により治療した結果を示した.中等度の脊椎不安定性と脊柱管内腫瘍占拠を示す患者においては,保存的治療により日常生活自立度を長時間維持できることが確認された.
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