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誌上シンポジウム がん診療×整形外科「がんロコモ」
病的骨折は骨軟部腫瘍専門医の手術か?
Management of Pathological Fracture for All the Orthopaedic Surgeons
岡田 寛之
1
Hiroyuki OKADA
1
1東京大学整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, the University of Tokyo
キーワード:
病的骨折
,
pathological fracture
,
手術選択
,
surgical option
,
周術期管理
,
perioperative management
Keyword:
病的骨折
,
pathological fracture
,
手術選択
,
surgical option
,
周術期管理
,
perioperative management
pp.997-1000
発行日 2019年10月25日
Published Date 2019/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201483
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四肢病的骨折の手術は,がんの知識と外傷の知恵が必要であり,骨軟部腫瘍専門医に加え,整形外科医が協力して行う必要がある.整形外傷の中でも,ホットでチャレンジングな課題である.
病的骨折への手術の目的は,除痛,機能再建に加え,病巣コントロール,かつperformance status(PS)を良好に保ち,次のがん治療に円滑に橋渡しすることである.手術適応は,種々のスコアを参考にしつつ,総合的に判断する.大腿骨転子部病的骨折の術式選択は,予後を参考にする場合がある.周術期管理には,血栓症など骨折一般と同様の配慮が必要である.
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