Japanese
English
誌上シンポジウム がん診療×整形外科「がんロコモ」
整形外科がキャンサーボードに参加すると
The Importance of Orthopaedic Surgeon to Cancer Patients
篠田 裕介
1
Yusuke SHINODA
1
1東京大学医学部附属病院リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, The University of Tokyo Hospital
キーワード:
がん
,
cancer
,
骨転移
,
bone metastasis
,
運動器管理
,
locomotive management
,
整形外科医
,
orthopaedic surgeon
Keyword:
がん
,
cancer
,
骨転移
,
bone metastasis
,
運動器管理
,
locomotive management
,
整形外科医
,
orthopaedic surgeon
pp.991-995
発行日 2019年10月25日
Published Date 2019/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201482
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がん診療の目標はQALY(quality adjusted life year)を改善することである.歩けることはQOLの維持につながるだけでなく,治療の継続,生命予後の改善にもつながるが,医療者も含め一般的にはまだその重要性が理解されていない.がん患者が歩き続けるためには,運動器管理が専門である整形外科とリハビリテーション科の関与が欠かせない.整形外科医がキャンサーボードを通してがん患者の治療に関わると,患者のADLだけでなく,全身症状の改善,精神機能の改善にもつながる可能性がある.整形外科医は当事者意識をもって,がん患者の運動器管理に関わっていく必要がある.
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