誌上シンポジウム がん診療×整形外科「がんロコモ」
緒言
河野 博隆
1
,
森岡 秀夫
2
Hirotaka KAWANO
1
,
Hideo MORIOKA
2
1帝京大学医学部整形外科学講座
2国立病院機構東京医療センター整形外科
pp.978
発行日 2019年10月25日
Published Date 2019/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201479
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令和という新時代を迎えたわが国は,大きな変化の波にもまれています.医療界も少子高齢化による社会保障制度の変革に加え,疾病構造の変化への対応を求められています.
がん罹患数の増加と診療技術の向上による生命予後の延長によって,がんと共存するがん患者が激増し,がん診療には特に国民的関心が向けられています.そして,がん診療の世界では生命予後のみならずQOLを重視するパラダイムシフトが生じています.しかし,整形外科は議論の蚊帳の外に自ら身を置いてしまっているように感じます.
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