Japanese
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誌上シンポジウム 整形外科治療の費用対効果
費用対効果の評価方法の基本
Introduction to Cost-Effectiveness Research
加葉田 大志朗
1
,
新谷 歩
1
Daijiro KABATA
1
,
Ayumi SHINTANI
1
1大阪市立大学大学院医学研究科医療管理学講座医療統計学
1Department of Medical Statistics, Osaka City University Graduate School of Medicine
キーワード:
費用対効果
,
cost-effectiveness
,
増分費用対効果比
,
incremental cost effectiveness ratio
Keyword:
費用対効果
,
cost-effectiveness
,
増分費用対効果比
,
incremental cost effectiveness ratio
pp.767-770
発行日 2019年8月25日
Published Date 2019/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201433
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近年,日本の国民医療費は増加の一途をたどり,非常に高額な新規薬剤なども上市されるなか,日常臨床における治療の効果のみでなく,その費用対効果も注目される機会が増えてきた.費用対効果を評価するための指標は種々提案されているが,従来は,新規治療によって得られた効果量について,その効果量を1単位得るために必要となる費用として計算できる,増分費用対効果比(incremental cost effectiveness ratio:ICER)が利用されることが多い.本稿においてはそのICERの基本的な計算方法や,得られた結果を解釈する際の注意点などについて紹介する.
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