誌上シンポジウム 整形外科を牽引する女性医師たち—男女共同参画
脊椎外科医から医療安全へ—そして未来へ
鉄永 倫子
1
,
鉄永 智紀
1
Tomoko TETSUNAGA
1
,
Tomonori TETSUNAGA
1
1岡山大学病院整形外科・運動器疼痛性疾患治療研究センター
pp.473-475
発行日 2019年5月25日
Published Date 2019/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201360
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私は高知で生まれ育ちそして,学び,高知の地で医師となった.高知の山間部に住んでいた祖母がいつも変形している膝が痛いと言っている姿を間近でみていたこと,また,腰痛や膝痛で悩まれている人が非常に多いことを知り,絶対に整形外科医になりたいと思い医学部6年間を過ごした.
医学部生時代には,リハビリテーション部におられた川上照彦臨床教授,石田健司准教授が中学生の野球検診や地域医療の一環である香北町検診に連れていってくださり,整形外科の分野の広さ,フィールドワークを教えていただいた.また現在,愛知医科大学痛みセンターの牛田享宏教授が,整形外科でありながら痛みの診療・研究を積極的にされており,f-MRIの研究の被験者を自分自身が体験する中で,研究の精神を教えていただいた.このように学生時代に整形外科やリハビリテーション部の先生方やスタッフの方々と貴重な経験をさせていただき,迷わず高知大学整形外科に入局した.
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