Japanese
English
誌上シンポジウム 外傷における人工骨の臨床
脛骨プラトー骨折の欠損補填材料としての人工骨の使用
Synthetic Bone Substitute as a Void Filler for Tibial Plateau Fracture
依光 正則
1
Masanori YORIMITSU
1
1岡山労災病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Okayama Rosai Hospital
キーワード:
脛骨プラトー骨折
,
tibial plateau fracture
,
海綿骨欠損
,
cancellous bone void
,
人工骨移植
,
synthetic bone graft
Keyword:
脛骨プラトー骨折
,
tibial plateau fracture
,
海綿骨欠損
,
cancellous bone void
,
人工骨移植
,
synthetic bone graft
pp.1047-1051
発行日 2018年12月25日
Published Date 2018/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201231
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近年,脛骨プラトー骨折の整復後に生じる骨欠損に対して,自家骨よりも人工骨のほうが使用される頻度が増えてきた.構造支持としての役割は人工骨のほうが強く,使用量に制限がないことがその要因である.なかでも,リン酸カルシウム類が最も利用されることが多いが,特に骨に置換される特徴を持つβ-TCPはその有用性が高い.これらの人工骨は種々の気孔率を有するものが使用可能であり,これにより強度や成型のしやすさが異なる.自家骨はもはや不要というわけではなく,骨誘導能を持つことから,人工骨と併用することでさらに有効性が増すと考えられる.
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