Japanese
English
Lecture
足関節捻挫として見過ごされている症候群
Neglect Syndrome after Ankle Spain
吉村 一朗
1
,
萩尾 友宣
1
,
鈴木 正弘
1
,
蓑川 創
1
,
金澤 和貴
1
,
山本 卓明
1
Ichiro YOSHIMURA
1
,
Tomonobu HAGIO
1
,
Masahiro SUZUKI
1
,
So MINOKAWA
1
,
Kazuki KANAZAWA
1
,
Takuaki YAMAMOTO
1
1福岡大学医学部整形外科教室
キーワード:
足関節
,
ankle
,
捻挫
,
sprain
,
鑑別診断
,
differential diagnosis
Keyword:
足関節
,
ankle
,
捻挫
,
sprain
,
鑑別診断
,
differential diagnosis
pp.419-426
発行日 2018年5月25日
Published Date 2018/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201082
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はじめに
足関節捻挫はスポーツにおける怪我の中で最も頻度が高いとされる.
足部足関節の外傷の患者さんは“捻挫した”と訴えることが極めて多い.しかし,詳細に受傷機転を聴取すると,いわゆる内反捻挫ではないことがある.診察においても足関節外側靱帯以外の部位に圧痛点を認めることも少なくない.にもかかわらず足関節捻挫として漫然と治療されている例に遭遇する.足関節捻挫と鑑別を必要とする外傷および疾患について症例を提示する.
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